SOXLとはどんなETFなのか、今後SOXLは値上がりするのか、買うならば買い時が気になりますよね。
SOXLは「SOX」という指数に基づいており、いわゆるレバレッジETFの一種です。つまり、通常の指数の3倍の値動きをするハイリスク・ハイリターンな投資商品です。
本記事では、SOXLのリターンやこれまでの値動き、そして今後の値動きに関しての洞察を詳しくまとめています。
このETFがどんな人に向いているのか、買い時はいつか5分でわかります。ぜひ最後までご覧ください!
Contents
- SOXLとは?構成銘柄や年率リターン、配当実績
- SOXLの株価|現在のチャートとこれまでの推移
- SOXLの買い時はいつ?今後を予想
- SOXLの今後は?値動きに関する3つのポイント
- SOXLに投資するメリットとデメリット
- SOXLの3つの投資方法を解説!
- SOXL取引におすすめのネット証券5選を徹底比較!
- SOXLの活用方法&他のETFとの比較
- SOXLを取引する際の3つの注意点
- SOXLに関するよくある質問
- まとめ
- 関連記事
SOXLとは?構成銘柄や年率リターン、配当実績
SOXLとは
SOXLは「SOX指数」に基づいています。そもそもSOX指数とは、ナスダックが公表している指数のことです。
半導体の製造や販売に携わる30社の会社の株で構成されていますが、構成している国はバラバラです。この指数は、2022年現在で「3,946ドル(約45万4,000円)」となっています。
半導体とは
非常に幅広い電化製品に使われている製品です。最近はスマートフォン等が普及していることから、世界的に不足しています。
また、レバレッジETFであるというのも特徴ですね。
レバレッジとはテコの原理の「テコ」を指す言葉です。SOXLはレバレッジが3倍ですので、SOX指数の3倍の値動きをすることになります。
例えば、SOX指数が100ドル動けばSOXLの価格が300ドル動きます。
レバレッジETFは高いリターンが狙える反面、下落局面にも弱いというデメリットがあります。
SOXLの特徴
この項では、SOXLの構成銘柄やリターン、配当について紹介します。特に、どのような銘柄で構成されているのか知ることは、他のETFと使い分ける際に非常に重要なポイントになります。
それぞれ順に見ていきましょう。
(1)構成銘柄
SOXLの上位5銘柄を挙げると、次のようになります。
SOXLの上位5銘柄
- Texas installment
- Intel
- Broadcom Limited
- Qualcomm
- Nvidia
あまり聞き覚えのない企業ばかりかもしれません。S&P500は米国株がメインですが、SOX指数はあくまで半導体業界がメインです。
したがって、米国だけでなく台湾や中国の企業も上位銘柄になっています。
セクターは半導体のみですが、さまざまな国に分散投資できるという見方もできますね!
(2)年率リターン
SOXLは2010年に設定されました。その間、なんと年率45%というリターンを記録していることから、非常にパフォーマンスが高いと言えます。
S&P500のレバレッジETF「SPXL」ですら年率29%ですから、いかにハイリターンなのかわかるかと思います。
ただし、レバレッジETFですので短期で見れば大きく下落する場面もあります。
レバレッジETFに限ったことではありませんが、投資にあたっては目減りしても問題ない余剰資金で行うことが特に大切になります。
(3)配当実績
SOXLの配当金利回りはわずか0.3%ほど。
これはETFの中では非常に低い水準です。値動きが大きいことからも言えますが、長期保有するよりは、短期取引向けのETFだと言えるでしょう。
配当金目当てで長期保有するなら、他のETFの方が適任ですね!
SOXLの株価|現在のチャートとこれまでの推移
SOXLの現在のチャートと推移
上記は、SOXLのリアルタイムチャートです。2021年12月〜2022年1月の間は$60後半〜$70となっていましたが、現在では1/3程度まで下がってしまいました。
2022年に入ってからの最高額は1月で$72.1、2月で$51.02、3月で$45.58、4月で$37.96と右肩下がりになり、2022年5月中旬には$20を切っています。
SOXLが右肩下がりを続けているのには、世界中で起きたコロナショックが原因だと言われています。 2020年にコロナショックが起きて以降、世界中でリスクオフの流れが発生しました。
リスクオフとは損失を抱える可能性のある資産から、よりリスクが低い金融商品に資金を移す流れを指します。
2022年現在では各国の中央銀行はコロナショック時に発動した量的緩和政策を終了させ、利上げを実施しようとしています。
利上げが行われるとICE半導体指数は上昇しにくいと予想されており、SOXLの価格も上がりにくいという意見が多いです。しかし今後メタバースやAIに更なる注目が集まると半導体が必要になるため、SOXLの価格が上がる可能性もあります。
元々SOXLは価格変動が激しいので、何かの拍子に高騰する可能性もあります。
SOXLの過去のチャートと推移
以下はSOXLのこれまでの値動きを表したチャートです。
SOXLは設定来〜2021年前後まで、そこまで大きな値動きを見せませんでした。しかし、2021年に入ってからは一気に上昇し、現在では最高値を更新し続けています。
今年に入ってからの値動きのポイントは、主に次の3つです。
SOXLの値動きのポイント
- 経済対策による上昇
- インフレ懸念による調整
- グロース株の再評価
それぞれ詳しく解説します。
(1)経済対策による上昇
1つ目のポイントは、経済対策による上昇です。SOXLは2019年のコロナショック以来、下落して低価格帯を推移していました。
しかし、2021年に入ってから政府が経済対策を実施したり、ワクチン開発が進められたりしたことで景気の回復が期待されました。
そして、米国の株価も全体的に大きく上昇することになります。
SOXLのその波に乗って大きく上昇しています!
(2)インフレ懸念による調整
2つ目のポイントは、インフレ懸念です。2021年の2月頃、米国のインフレが懸念されて相場が一旦下落しました。SOXLも好調に上昇していたものの、一旦下落しています。
しかし、その後は何度か調整を受けながら次第に上昇し、最高値を更新しています。
2021年の序盤は、経済全体が一進一退を繰り返していたような印象ですね。
(3)グロース株の再評価
3つ目のポイントは、グロース株の再評価です。6月ごろ、米国金利が想定よりも早く高められることが発表されました。
しかし、この金利上昇によってSOX指数が落ち込んでしまうことはなく、むしろ長期金利が安定的になったためグロース株が再評価される結果になりました。
SOXLは2022年1月も値上がりを続けて、68ドル前後でした。
SOXLの買い時はいつ?今後を予想
SOXLはS&P500指数を大きく上回るパフォーマンスを見せています。過去10年では価格が20倍になったこともあり、今後価格が急激に上昇する可能性も十分あるでしょう。
またSOXLは価格変動が非常に激しいので、株価が暴落している今現在底値で購入できれば、将来的に大きな利益を得られる可能性もあります。
信用取引枠外でレバレッジをかけられるので、資金の少ない投資家にとっても魅力的です。
一方でSOXLには長期保有で不利になりやすいという特性があります。過去に好調だった時は好調だった米国市場の恩恵を受けていただけに過ぎません。
将来的に米国市場が頭打ちになってしまった場合、マイナス方向のレバレッジが働き大暴落を引き起こす可能性があります。
SOXLは短期投資の方が向いていると言えるでしょう。
SOXLがいつ買い時なのかはさまざまな議論が交わされ、予測が建てられています。しかし確証は無いので、あくまで自己責任で判断するしかありません。SOXLを購入する前に徹底した情報収集を行いましょう。
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SOXLの今後は?値動きに関する3つのポイント
ここまでSOXLの値動きについて解説しました。気になるのはやはり将来の値動きですよね。この項では、SOXLの値動きに影響を与えると思われる3つのポイントをまとめました。
SOXLの値動きに影響を与える3つのポイント
- 半導体分野の伸びしろ
- ベンチマークの変更
- 米国市場の景気
それぞれ詳しく見ていきましょう。
(1)半導体分野の伸びしろ
1つ目のポイントは、半導体分野の伸び代です。これまでも解説した通り、SOXLは半導体分野に集中投資する銘柄。したがって、半導体業界が今後どう動くかについては要チェックです。
ただし、今後数年間は半導体の需要は大きくなることが予想されます。半導体はPCやスマートフォンなど、実に幅広い分野の電子機器に利用されているため、不足しているのが現状です。
トヨタなどの大手自動車企業も、半導体不足から製造数を減らしています。
いずれにせよ、半導体はしばらく需要が高まり続けると予想されます。
2022年7月の半導体分野の今後予想
2022年7月時点では世界中で半導体不足が続いており、その需要は高まり続けています。
そのため高い需要に対して、供給が追いついていないという状況が続いていくことが予想されていますので価格は上昇していくことが予想されています。
半導体不足は今後数年間は続くと予測されています。
半導体不足の原因としては以下のような要因が挙げられます。
半導体不足の原因
- 米国と中国の経済摩擦
- コロナショック
- サプライチェーンの混乱と輸送コストの急騰
- 新たな需要の発生
- ウクライナ危機の影響
半導体不足の原因として特に大きいのはコロナショックでしょう。コロナショックによって多くの人が在宅ワークを余儀なくされました。
そのためPCやタブレット、スマートフォンなどの新たな需要が増えて、半導体が優先的に消費されているという現実があります。
半導体の製造には時間がかかるため、急増した注文に対応しきれていません。
また2022年2月24日から始まったロシアによるウクライナ侵攻も半導体不足に拍車をかけています。 半導体の製造にはネオン・クリプトンといったレアメタルが使われているのですが、それらの一部はロシア・ウクライナから供給されています。
ロシアの企業はウクライナ侵攻に備えて在庫を確保していたため、現時点ではその影響は軽微なものです。しかしこの戦争が長期化すると半導体不足が加速し、さらに価格が高騰する可能性があります。
2022年下半期にはこの動きは収まるだろうという予測も多いです。
(2)ベンチマークの変更
2つ目のポイントは、ベンチマークの変更です。SOXLの指標は、2021年8月に「SOX指標」から「ICEセミコンダクターズ・インデックス」に変更されました。
どちらも半導体分野であることは同じですが、より流動性の高い銘柄を多く組み入れています。
価格がさらに上昇しやすくなった反面、より下落しやすくなったということですね。これまで以上に慎重な投資が求められるでしょう。
流動性の高い銘柄は注目されやすいですが、下落も早いという特徴があります。
2022年7月のベンチマーク変更による今後予想
SOXLは2021年8月に「ICEセミコンダクターズ・インデックス」へベンチマーク変更を行いました。ICEセミコンダクターズ・インデックスは以下のような企業で構成されています。
ICEセミコンダクターズ・インデックスの構成企業
- INTC(インテル)
- AVGO(ブロードコム)
- NVDA(エヌビディア)
- TXN(テキサス・インスツルメンツ)
- QCOM(クアルコム)
- ADI(アナログ・デバイセズ)
- MRVL(マーベル・テクノロジー)
- KLAC(KLAコンテール)
- MU(マイクロン・テクノロジー)
- MCHP(マイクロチップ・テクノロジー)
ICEセミコンダクターズ・インデックスにはアメリカを代表する半導体企業が数多く名を連ねていますが、特に注目されているのはNVDA(エヌビディア)です。
NVDA(エヌビディア)で製造しているGPUは、ブロックチェーン上で行われるマイニングに最適で非常に高評価です。
さらに日常生活で役立つメタバース空間の実現を目指している企業でもあるので、近年の需要とマッチしています。
メタバースとはユーザーがアバターを使って社会生活を送れる仮想空間です。
近年メタバースは多くの人から注目を集めている技術で、個人だけでなく大手企業が参入するなど非常に盛り上がっています。
事実NVDAの株価は順調に右肩上がりを続けており、2020年から現在まで5倍の価格まで成長しています。
そのためICEセミコンダクターズ・インデックスへベンチマークを変更したとしても、順調に価格を伸ばすのではないかと予測されています。
メタバースに関する企業は今後も注目した方が良いでしょう。
(3)米国市場の景気
3つ目のポイントは、米国市場の景気です。これは半導体業界に投資するSOXLに限らず、どのETFに投資する際も注意すべきポイントですね。
米国の景気は世界中に大きな影響を与えます。例えば、株式市場の動きや金利政策、そして経済成長など、さまざまな要因がありますので、景気に関するニュースはしっかりチェックしましょう。
金利の引き上げが行われると、株価が下落してしまう原因になります。
2022年7月の米国市場の景気による今後予想
2022年7月現在米国市場では下落相場が続いています。 下落相場が続いている理由としてはインフレの加速・長期化、金融引き締めなどが挙げられます。
米国ではコロナショックによって経済が悪化し、一時的に低調な株式が数多くみられました。
米国ではこのような状況を打破するために、利下げが積極的に行われています。
利下げを行うと金利が下がるため、企業が融資を受けやすくなるという効果があります。
利下げを行うと市場にお金が回るようになり、インフレが起こりますが、政府は経済を止めないためにある程度は許容していました。
しかしこのインフレが加速している状況で、ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、インフレが長期化しているのです。
これにより政府は現在金融引き締めを行っています。
金融引き締めを行うと経済が滞るためインフレを抑制する働きがあります。
現在起きている米国株の暴落は、この金融引き締めの影響が非常に大きいでしょう。コロナ感染者数の増加やウクライナ侵攻の長期化などが続くと、米国市場は非常に厳しい状況が続くと予測されています。
一方で2022年後半にはこの動きが収まると予測している方も多いです。
SOXLの買い時に関する議論や予測を紹介
現在アメリカをはじめとする各国の中央銀行は、コロナショック時に発動した利下げ政策を終了し、新たに利上げに取り組み始めています。
これまで米国市場にあった莫大な資金が減り、利上げが行われることで割高なグロース株はどんどん売却されていくでしょう。
グロース株とは業績・株価が高く、今後さらなる成長が見込まれる株式を指します。
利上げが行われることによってICEセミコンダクターズ・インデックスの価格は上昇しにくくなり、SOXLの株価も上がりにくいのではないかと予測されています。
ではSOXLは今買い時ではないかと言われると、そうとも言い切れません。
現在半導体はAI・メタバースなど次世代のテクノロジーを実現するために必要不可欠な存在となっています。
米国による利上げが行われた後、グロース株の売却が一通り終われば、半導体の買い戻しが起こる可能性もあります。
そのような状況になれば、過去最高額まで成長することも十分考えられますので、底値である今が買い時であるという考え方もできるでしょう。
この状況がいつまで続くかわかりませんので、世界情勢には常に注目しておきましょう。
SOXLに投資するメリットとデメリット
SOXLに投資するメリット
短期間で利益を狙える
SOXLに投資するメリットとしては短期間で利益を狙えるという点が大きいです。SOXLは価格変動が激しく、レバレッジをかけて取引することから買い時・売り時を間違えなければ短期間でも大きな利益を得ることができるでしょう。
SOXLでは3倍のレバレッジをかけて取引することができます。
資金効率を最大限まで上げることができるので、これまでデイトレードに取り組んできたという方にもおすすめです。
大きな損失を抱えるリスクもありますのでご注意ください。
少額取引が行える
SOXLは大きなお金をつぎ込むのは怖い、投資資金が心もとないという方でも安心して取引できます。 現在のSOXLの価格は約19ドルですので、約2500円程度で購入できます。1株単位から購入することが可能なため、積立投資にも向いています。
投資機会を分散することで大きな損失を被るリスクを抑えられます。
投資初心者の場合、いきなり大きな金額を動かすのではなく、最初は少額から始めましょう。
ある程度取引の流れを把握するのも重要です。
長期運用で利益を出しやすい
SOXLは長期的な目線で見ると、成長が期待できる投資先だと言われています。コロナショックの影響で大きく価格が下落した時期もありますが、2021年には価格を回復させ、過去最高額を記録しています。
現在はロシアのウクライナ侵攻の影響で下落傾向にあります。
近年では家電やスマホなどの電子機器の需要が増加し、材料である半導体が不足している状態です。半導体業界・半導体市場のニュースに目を向けると、今後のSOXLの価格予想に関するヒントを得られるかもしれないので要チェックです。
SOXLに投資するデメリット
価格変動が激しい
SOXLはベンチマークの3倍の効率を目指しており、ちょっとの変動でも大幅に価格が変動してしまいます。
1日5〜10%以上価格が変動することも珍しくありません。
またSOXLはレバレッジをかけて取引した場合、上昇相場の時は良いですが、下落相場の時には大きな損失を被ってしまう可能性もあります。
レバレッジをかけて取引を行う際には、このようなリスクを念頭に置いて取引を進めましょう。
リスクを軽減したいという方は少額から始めるのがおすすめです。
経費率が高い
SOXLのデメリットとしては経費率が高いという点も挙げられます。経費率とはETFの純資産額に対して課せられる運用手数料のことです。
VTIの経費率が0.03%なのに対して、SOXLの経費率は0.95%と大幅な差があります。
長期運用すればするほど経費率は大きな足枷となります。
SOXLは長期的に見れば成長する可能性が高い投資対象のため、経費率が高いのも仕方ないと見る人も多いです。
投資家の中には高レバレッジで大金を投資し、経費率の分も浮かせようとする人も多いです。
SOXLの3つの投資方法を解説!
SOXLへの投資方法は次の3つです。
SOXLへの投資方法
- 現物取引
- CFD取引
- 積立投資
それぞれ詳しく解説します。
(1)現物取引
現物投資は、現金を使って現在価格で取引を行う方法です。
最もスタンダードな取引方法だと言えるでしょう。初心者にも分かりやすい反面、口座に資金がないと取引できないため、より楽に買い付けたいなら積立投資等をおすすめします。
(2)CFD取引
CFD取引は、差金決済取引とも呼ばれています。損益のみをやりとるする方法で、限月になると自動的に決済されます。レバレッジを高めることで、少額から大きな利益を狙えるのが魅力です。
レバレッジ取引を行うと、リターンは高まりますがリスクも高くなる点に注意しましょう。
(3)積立投資
積立投資は、一定間隔で自動的に買い付けを行う方法です。一度設定すれば、いちいち入金したり注文したりする手間がかからず、楽に投資できます。
また、安いときにも高いときにも関係なく買い付けを行うため、価格が均されてリスクを減らすこともできるのが嬉しいポイントです。
ただし、SOXL自体は長期保有に向かないため、積立投資には適しません。なお、証券会社によって利用できる取引方法は異なります。
次の項では、上記で解説したことを踏まえておすすめのネット証券を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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- 100万円以内の取引なら手数料0円
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楽天証券は「楽天市場」などで広く知られている楽天が運営しています。近年急成長を見せており、口座数は国内シェアトップのSBI証券に迫る勢いです。
楽天証券は米国ETFの取り扱いが非常に豊富で390銘柄※1用意されており、特にSOXLは活発に取引されています。米国を代表する株式指数はもとより、新興諸国の株式市場と連動する海外ETFも多く取り扱っています。
米国EFTへの投資を応援するため、これら米国ETFの買付手数料は全て無料で取引可能で、対象講座もNISA口座だけでなく、一般口座や特定口座も対象となっています。
米株積立も可能で、あらかじめ買付日と注文内容を設定しておくだけで定期的に米国株式を自動で買い付けてくれます。
こちらは外貨でも円貨(マネーブリッジ対応)でも購入が可能となっています。
楽天銀行や楽天カード、他の楽天サービスと連携すると、楽天ポイントの還元率がアップします。
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LINE証券では東証上場銘柄200種類以上の米国ETFを取り扱っています。平日は21時まで取引できるので、日中は仕事で忙しい方も使いやすい証券会社です。
米国株が0.1株単位、ETFであれば一口500円程度の少額投資を行うことも可能です。
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S&P500など定番の米国ETFへの投資も可能です。
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SOXLの取り扱いはもちろんあるのですが、現物取引ではなく、CFDを利用した取引を行います。この他にもバイナリーオプションやノックアウトオプションなど、幅広い取引方法に対応しているのも、IG証券の特徴です。
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DMM株は様々なサービスを提供しているDMMグループ・株式会社DMM.com証券が運営しているネット証券です。
DMM株では米国株の手数料が無料になっているのが最大の魅力です。もちろんSOXLの取り扱いもあります。
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現物取引・信用取引 |
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SOXLの活用方法&他のETFとの比較
SOXLは半導体分野に投資できるレバレッジETFです。
しかし、ここまで聞いても他のETFとどう使い分ければいいのか迷ってしまうでしょう。そこでこの項では、SOXLと以下のETFを比較してみました。
SOXLと他のETFの比較
- S&P500
- SOXS
- SPXL
- SOXX
それぞれ詳しく見ていきましょう。
(1)S&P500
S&P500とは、米国株500社に分散投資する指数です。
一方で、SOXLは半導体産業のみに絞っています。したがって、セクター(業種)を絞らず投資したいならS&P500、半導体分野に集中投資するならSOXLを選びましょう。
また、積立NISAなどで長期的に投資したい場合はS&P500の方が安定性が高く、おすすめです。
S&P500の方が安定ですが、半導体産業に将来性を見出すならSOX指数にも投資するのもアリですね!
(2)SOXS
SOXSはレバレッジETFで人気を集めている「Direxion社」が運用する半導体の米国ETFのことです。SOXLと同様に半導体のETFとなっています。
SOXSの特徴としてはSOXLと常に真逆の動きをすることが挙げられます。
SOXSのように指標と逆の動きをするものをベア型ETF、SOXLのように同じ動きをするものをブル型ETFと呼びます。
指標が上昇している場面ではSOXL、下落傾向にある場面ではSOXSと言ったように二つを買いわけするのがおすすめです。
この二つの買いわけは多くの投資家たちから人気を集めています。
(3)SPXL
SPXL指数は、S&P500にもとづいたレバレッジETFです。
したがって、SOXLとの使い分けは上記とまったく同じですね。幅広い米国株に投資するならSPXL、半導体分野に絞るならSOXLを選びましょう。
ただし、どちらもレバレッジETFですので、ハイリスク・ハイリターンであることは変わりません。
両者は名前がすごく似ていますが、内容はまったく異なりますので注意してください!
(4)SOXX
SOXXは、同じく「SOX指数」に基づいて運用されています。
異なるのはレバレッジの有無ですね。SOXLは3倍のレバレッジがかかっていますので、長期的なリターンで見てもSOXXの4倍以上になっています。
当然ですがリターンが高い反面、下落局面では大きく価格が落ち込んでしまいます。
リターンを取るならSOXL、安定性を取るならSOXXを選びましょう!
SOXLを取引する際の3つの注意点
SOXLを取引する際は、以下の3点に注意しましょう。
SOXLの注意点
- 配当金がイマイチ
- 経費率がやや高め
- ボラティリティが高い
それぞれ詳しく解説します。
(1)配当金がイマイチ
SOXLの注意点1つ目は、配当金がイマイチなことです。先ほども解説した通り、SOXLの配当金利回りは0.3%と低水準。配当金目当てで取引するなら、他に良いETFはたくさんあります。
例えば、高配当のETFにはSPYD(4.76%)やHDV(3.95%)などがあリますので、配当金目当てでSOXLに投資する意味はないと言って良いでしょう。
SOXLはインカムゲイン(配当所得)よりも、キャピタルゲイン(値上がり益)を狙う商品です。
そもそも配当目当てで投資する銘柄ではない、ということですね!
(2)経費率がやや高め
SOXLの注意点2つ目は、経費率がやや高めなことです。
経費率とは
運用にかかる手数料。より詳しく言うと、ETFの純資産額に対する運用に必要な経費の割合のこと。
SOXLの経費率は0.95%とやや高めです。経費率が優秀なQQQ(0.2%)やVOO(0.03%)などのETFと比べると、SOXLはやや経費率がかさんでしまいます。
経費率が高いのも、SOXLが長期保有に向かない原因のひとつですね。
(3)ボラティリティが高い
SOXLの注意点3つ目は、ボラティリティが高いこと。
ボラティリティとは、値動きの大きさを指す言葉です。SOXLに限らず、レバレッジ型の投資商品はリターンが高い反面、下落局面では大きく目減りしてしまいます。
したがって、資産が減るのが耐えられない人は投資すべきでないと言えるでしょう。
長期的な視野で見ると、下落局面もホールドし続けることが大切です!
SOXLに関するよくある質問
半導体分野に集中投資するETFです。
S&P500は米国の幅広い株に投資します。セクターもバラバラですが、SOXLは半導体分野に関する企業のみ組み入れられています。
SPXLは配当がもらえる?
SOXLは配当金がもらえます。
しかし、配当比率はわずか0.3%ほどと雀の涙ほどしかありません。
長期保有にも向かないため、インカムゲインが目当てで投資するなら、SPYDやHDVなどの高配当銘柄の方が適しています。
SOXLは、あくまでキャピタルゲインを狙う商品だと言えるでしょう。
SPXLはどう運用するのがいい?
SOXLは短期取引に適しています。
レバレッジETFですので、タイミングさえ合えば短期でも十分な利益を見込めます。その反面、下落局面では資産額を大きく目減りさせてしまいます。
総じてハイリスク・ハイリターンな銘柄だと言えるでしょう。
SPXLの投資におすすめの証券会社は?
おすすめの証券会社は投資方法によって異なります。
積立投資であれば、楽天証券やSBI証券がおすすめです。一方、CFD取引を行うなら優れたツールのあるIG証券が最適です。
SOXLは短期取引向きですので、基本的にはIG証券を選ぶと良いでしょう。
SOXLの現在価格はどうなっているの?
2021年11月現在、61ドル前後で推移しています。
以前はあまり伸びていませんでしたが、2021年に入ってから急激に上昇。現在も最高値を更新し続けている状態です。
今後SOXLの価格は上昇する?
今後の値動きに関しては断言できません。
しかし、半導体は現在世界的に不足しているため今後も伸びる可能性が高く、期待が高まっています。それに、現時点でどんどん高値を更新しています。
ただし、激しい上昇を繰り返しているため、下げ止まりや暴落も意識しつつ投資しましょう。
SOXLのリターンはどれくらい?
SOXLの設定来リターンは年率40%以上です。
非常のパフォーマンスが高いと言えるでしょう。ただし、レバレッジ型の投資商品ですので、そのぶん下落も大きくなります。
投資の際は、マイナスになっても焦ることのないよう余剰資金で行ってください。
まとめ
SOXLは半導体業界に投資するレバレッジ型ETFです。
3倍のレバレッジがかかっているため、リターンが非常に高いのが特徴です。しかし、下落局面では大きく値下がりしてしまう可能性もあります。
長期保有向けではなく、短期で利益を狙いたい人向けのETFだと言えるでしょう。
最後に、SOXLの値動きに関するポイントをおさらいしましょう。
SOXLの値動きに影響を与える3つのポイント
- 半導体分野の伸びしろ
- ベンチマークの変更
- 米国市場の景気
SOXLは半導体業界の動向に大きく左右されます。
しかし、短期で大きな利益を狙うことも可能ですので、リターン重視で投資をしたいならぜひSOXLに投資してみましょう!
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SOXLの信託期間は?
種類 | 海外ETF |
決算 | 年4回 (3月、6月、9月、12月) |
配当 | あり |
設定日 | 2010/3/11 |
信託期間 | 無期限 |
SOXLの前週比は?
日付 | 始値 | 前週比 |
22/10/28 | 8.64 | +0.92 |