「この先のサイトには有害なプログラムがあります」という警告
2015.03.11
google chromeのブラウザで、ファイルをダウンロードしたところ、エラーが表示されてダウンロードが出来ませんでした。
この先のサイトには有害なプログラムがあります
私は、//mergedoc.sourceforge.jp/でeclipseをダウンロードしようとしたのですが、上記の画面が表示されてダウンロードできず。
真っ赤な背景に、恐ろしい警告なので、最初はおどろいてしまいました。
vectorや窓の杜でも
調べてみたところ、vectorや窓の杜などのサイトでファイルをダウンロードしようとした際にも、同様のことが起きるとの報告がありました。
vectorで“Google セーフ ブラウジング”が警告を表示
vectorでフリーソフト(下記に該当URL)をダウンロードしようとすると
「この先のサイトには有害なプログラムがあります…(Google セーフ ブラウジング)」と警告が表示されます。vectorで“Googleセーフブラウジング”が警告を表示vectorでフリーソフト(下記に該当URL)をダウンロードしようと... - Yahoo!知恵袋
vectorで“Googleセーフブラウジング”が警告を表示vectorでフリーソフト(下記に該当URL)をダウンロードしようとすると 「この先のサイトには有害なプログラムがあります…(Googleセーフブラウジング)」と警告が表示されます。以前にも「vectorのソフトにウィルスが仕込まれている場合があるので注意」と...
警告を出す理由
chromeとしては、利用者が予期せぬファイルをダウンロードしないようにするために、このような警告を表示しているようです。
アクセスしようとしているサイトにフィッシングや不正なソフトウェアが含まれているおそれがある場合、Google Chrome では Google セーフ ブラウジング技術により警告が表示されます。
安全でないサイトについての警告表示を設定する - Android - Google Chrome ヘルプ
危険なコンテンツや詐欺的なコンテンツを表示しようとすると、警告が表示されます。たとえば、フィッシング サイトや不正なソフトウェア(マル
どうしてもダウンロードしたい場合
警告してくれるのはありがたいのですが、どうしてもダウンロードしたい場合はあると思います。
自己責任で、強行突破する方法を列挙します。
それでもダウンロードする
警告を無視してダウンロードする場合は、以下の方法でダウンロード可能です。
1.詳細リンクを開く
2.「このサイトにアクセスする」リンクを選択する
これで強制的にダウンロードすることができます。
ダウンロード後も、危険と警告してきますが、無視して突き進むことで無事にダウンロードすることができます。
警告自体をやめてしまう
chromeの設定を変更することで、警告を出さないようにすることが出来るようです。
フィッシングや不正なソフトウェアに関する警告は、ダウンロードに関する警告と同様に、次の手順でオフにできます。
1.ブラウザ ウィンドウの右上にある Chrome メニュー Chrome menu をクリックします。
2.[設定] を選択します。
3.[詳細設定を表示]をクリックします。
4.[プライバシー] で、[フィッシングや不正なソフトウェアからの保護を有効にする] チェックボックスをオフにします//support.google.com/chrome/answer/99020?hl=ja
聖飢魔II ソニー・ミュージックダイレクト 2013-07-17
「この先のサイトには有害なプログラムがあります」という警告
もしパソコンでインターネット利用中に突然大音量で警告音(エラー音)が鳴り響き、ウイルスに感染しています、システムが損傷していますなどの警告メッセージと今すぐ電話やインストールするように表示された場合、
まず電話もアプリのダウンロードもお待ちください!これは数年前から猛威を振るっている偽警告サイトの可能性があり、国民生活センターや神奈川県警などから注意勧告されています。
偽の警告で不安をあおり、架空のセキュリティ契約を結ばせる巧妙な手口で実際に被害が発生しています。これからお伝えする確認すべきことに当てはまりませんか?
この警告メッセージを信じていいのか、それとも詐欺の手口なのか?被害にあってしまう前に以下の方法で確認しましょう。
目次
- 確認すべきこと
- 当てはまっていた場合
- ブラウザを終了できない場合
- キャッシュとCookieの消去
- ウイルススキャンする
- ダウンロードしてしまった場合
- 契約してしまったとおもったら
- 大手クレジット会社の盗難・紛失相談窓口
確認すべきこと
- マイクロソフトやアップルからの警告のように表示がされているが、URLにmicrosoft・appleがともに入っていない
- 「次のウイルスに感染しています。3つのウイルス。セキュリティチェックでは~」と表示されている
- システムの損傷度を66.7%や28.1%など具体的な数字で提示してくる
- 大きなエラー音が絶えず流れている
- 有料アプリの登録画面を紹介される(クリックする場所まで教えてくれるなど、異様なほど親切な登録サイト)
- サポートセンターの電話番号へ連絡するよう誘導される(連絡すると片言の日本語を話すスタッフがでる)※
※絶対に連絡しないでください。
この中から一つでも当てはまる状況があると詐欺の可能性があります。
上記に当てはまっている場合
詐欺サイトの可能性が高いです。被害にあわないようにするにはどうすればよいでしょう。
- 今すぐにスキャンをクリックしない
- 絶対に個人情報を入力しない
- 絶対に電話をかけない
- カード番号などの情報を伝えない
- すぐにブラウザを終了しCookieの消去とウイルススキャンをする
- 万一契約してしまった場合はすぐに消費生活センターや警察へ相談する
エラー音や損傷率で不安をあおり、公式サイトに見せかけて信用させ、クレジットカードで支払をさせる巧妙な手口です。今すぐにスキャンを絶対にクリックせず、×でブラウザを終了してください。
クリックしなければ契約したことにはなりません。×で閉じられない場合も落ち着いて以下の対策を参照ください。
ブラウザを終了できない場合
×でブラウザを終了できない場合、以下の方法でブラウザを閉じます。ブラウザを閉じれば不快なエラー音も鳴りやみますのでご安心ください。
- キーボードの「Alt」+「F4」を同時押しし一番上にあるアプリを終了する
- タスクマネージャーを起動しブラウザを終了する
- パソコンを再起動する(Windowsを終了する)
タスクマネージャーの呼び出し
Windows10の場合
キーボード【Ctrl】+【Shift】+【Esc】を同時押し
Windows8.1以前
キーボード【Ctrl】+【Alt】+【Del】を同時押し
タスクマネージャーを起動したら停止したいアプリを選択し、右下にあるタスクの終了をクリックしましょう。
いずれかでブラウザを終了した後ブラウザからキャッシュとCookieの消去と、お手持ちのセキュリティソフトでウイルススキャンを行ってください。
キャッシュとCookieの消去
キャッシュとCookieとは接続していたサイトの設定やデータを保存し、次回WEB接続時にスムーズに接続できるようにする機能です。
普段は便利な機能として活用していきたいものですが、ウイルスがCookieなどに偽装して紛れ込むことがあります。そのため、感染が疑われる場合は消去しましょう。
キャッシュ(一時ファイル):一度見たホームページのデータ(サイト内の画像など)をパソコン内に一時保存し、次に接続する際に素早くサイトが開けるようにする機能
Cookie:ホームページに訪問したユーザーの情報(IDやパスワードや訪問回数など)を一時的にパソコン内に保存し、次のサイト訪問時に「すでにログインされた状態」にする機能
Google Chromeでの消去
- 右上の●が三つ並んだアイコンをクリックする
- その他ツールにマウスを合わせる
- 横に開いたウィンドウの閲覧履歴を消去をクリックする
- 消去する期間を選択する(一番安全なのは全期間)
- Cookieと他のサイトデータ・キャッシュされた画像とファイルに【レ点チェック】を入れる
- データ消去をクリックする
Internet Explorerでの消去
- 右上の歯車マークをクリックする
- インターネットオプションをクリックする
- 全般タブの閲覧の履歴にある削除アイコンをクリックする
- インターネット一時ファイルおよびWebサイトのファイルとクッキーとWebサイトデータに【レ点チェック】を入れる
- 削除アイコンをクリックする
Microsoft Edgeでの消去
- 右上の●が三つ並んだアイコンをクリックする
- 設定をクリックする
- プライバシーとセキュリティを選択、クリアするデータの選択をクリックする
- Cookieと保存済みのWebサイトデータに【レ点チェック】を入れる
- クリアをクリックする(すべてクリアされましたの表示が出る)
ウイルススキャンをする
偽警告サイトにつながっただけではウイルスに感染する可能性は低いですが、念のため確認しましょう。
- お手持ちのセキュリティソフトをアップデートし最新の状態にする
- フルスキャンや完全スキャンなどを行う
簡易スキャンではなく、フルチェックや完全スキャンなどを行うことをおすすめします。
ウイルス(マルウェア)に感染している場合は駆除されます。
万が一ダウンロードしてしまった場合
万が一アプリをダウンロードしてしまった場合は削除しましょう。
ダウンロードしてしまったアプリが
- すでに起動していないかタスクマネージャーで確認する
- 動いている場合はタスクマネージャーで終了する
- アンインストールする
の流れで作業が必要です。
Windows10の操作
1.キーボードの【Ctrl】+【Shift】+【Esc】を同時押しでタスクマネージャーを起動する
2.プロセスタブをクリックし、インストールしたアプリが動いていないか確認(動いていたら不要なインストールしたアプリを選択しタスクを終了をクリックする)
3.キーボードの【Windowsキー(スタートキー)】+【R】を同時押しでファイル名を指定して実行を立ち上げる
4.名前の枠にappwiz.cplと入力してOKをクリックする(すべて小文字)
5.アンインストールしたいアプリを一覧から探す
6.該当のアプリを右クリックし、アンインストールをクリックする
※テスト画像の為、Google Chromeを選択しています。実際はダウンロードしたアプリを選択してください。
7.セキュリティなどによって異なりますが、操作を続行して良いか(削除して良いか)確認を求められた場合は「OK」や「はい」を選択する
以降画面の指示に従い進めます。
契約をしてしまったとおもったら
クレジットカードの番号を入力してしまったり、電話で教えてしまったといった場合は契約してしまっている可能性があります。
この契約の恐ろしいところは
- 継続して請求が発生する(サブスクリプション契約)可能性がある
- 契約相手が海外におり日本の法律だけでは簡単に解除ができない可能性がある
ですが、万が一契約をしてしまった場合も
あきらめないでください!
まずは消費生活センターへ至急相談しましょう。また警察へ被害届を提出することで2次3次の請求を止めることができる可能性があります。
手続きについては各クレジット会社盗難窓口など(クレジット会社ごとに相談窓口が異なる可能性があります)へご相談ください。
大手クレジット会社の盗難・紛失相談窓口
上記窓口は日本国内での盗難・紛失の相談窓口です。クレジットカード会社によっては別の窓口を誘導される場合もあります。あらかじめご容赦ください。
改善されない場合、不安な場合
ノジマはパソコンのご相談や設定・修理の受付も行っております。少しでも不安をお持ちの方はぜひご相談ください。
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