国-32-AM-25
アレルギーと疾患との組合せで誤っているのはどれか。
1. I型アレルギー ----- 花粉症
2. II型アレルギー ----- アナフィラキシーショック
3. II型アレルギー ----- 血液型不適合輸血
4. III型アレルギー ----- 全身性エリテマトーデス
5. IV型アレルギー ----- 接触性皮膚炎
正答:2
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/免疫に関する疾患
類似問題を見る
国-31-PM-24
血液製剤の有効期間として正しいのはどれか。
a. 赤血球濃厚液(2~6°C) ―――――― 21日間
b. 洗浄赤血球(2~6°C) ――――――― 洗浄後7日間
c. 血小板(20~24°C) ―――――――― 6時間(振盪保存)
d. 新鮮凍結血漿(-21°C以下) ―――― 10日間
e. グロブリン製剤(10°C以下) ――――― 2年間
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正答:2
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/輸血
類似問題を見る
国-30-PM-25
輸血製剤について正しいのはどれか。
1. 血小板製剤は2~6°Cで保存する。
2. 洗浄赤血球製剤は血漿分画製剤である。
3. 赤血球液の有効期間は21日間である。
4. 輸血製剤1単位は全血400mL由来である。
5. 血漿分画製剤は献血者1人から分離・製造される。
正答:3
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/輸血
類似問題を見る
国-29-PM-21
アナフィラキシーショックの所見でないのはどれか。
1. 発 熱
2. 血圧低下
3. 頻 脈
4. 喘 鳴
5. 血管浮腫
正答:1
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/免疫に関する疾患
類似問題を見る
国-29-AM-25
輸血用赤血球製剤に放射線照射をする理由はどれか。
1. 赤血球の機能を増強するため
2. 血漿中のウイルスを不活化するため
3. 移植片対宿主病(GVHD)を回避するため
4. 赤血球凝集を分散させるため
5. 赤血球型物質を減少させるため
正答:3
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/輸血
類似問題を見る
国-28-PM-24
I型アレルギー(即時型アレルギー)に分類される疾患はどれか。
1. バセドウ病
2. 気管支端息
3. 接触性皮膚炎
4. 自己免疫性溶血性貧血
5. 全身性エリテマトーデス
正答:2
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/免疫に関する疾患
類似問題を見る
国-27-PM-25
アフェレシス療法の適応となる疾患はどれか。
a. 気管支喘息
b. クローン病
c. 重症筋無力症
d. 関節リウマチ
e. アトピー性皮膚炎
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
正答:4
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/免疫に関する疾患
類似問題を見る
国-26-PM-24
腎移植後の合併症で誤っているのはどれか。
1. 緑膿菌感染症
2. サイトメガロウイルス感染症
3. ニューモシスチス肺炎
4. 移植片の拒絶反応
5. 移植片対宿主病(GVHD)
正答:5
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/移植免疫
類似問題を見る
国-25-AM-25
輸血に関して正しい組合せはどれか。
a. 移植片対宿主病(GVHD)予防 -------- 放射線照射
b. 赤血球濃厚液 -------------------- 有効期間60日間
c. 感染症スクリーニング検査 ---------- インフルエンザウィルス
d. 抗A抗体 ------------------------ 輸血による感作
e. アルブミン ----------------------- 血漿分画製剤
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正答:2
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/輸血
類似問題を見る
国-24-PM-24
不規則抗体が産生される原因はどれか。(臨床医学総論)
a. 自己血輸血
b. 同種血輸血
c. 妊 娠
d. エリスロポエチン投与
e. 鉄剤投与
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正答:3
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/免疫のしくみ
類似問題を見る
国-23-PM-15
日和見感染症に該当するのはどれか。
a. ニューモシスチス肺炎
b. 肺炎球菌肺炎
c. マイコプラズマ肺炎
d. サイトメガロウイルス肺炎
e. アスペルギルス肺炎
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
正答:3
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/免疫に関する疾患
類似問題を見る
国-23-PM-9
免疫について誤っているのはどれか。
1. 活性化したT細胞が形質細胞に分化して抗体を産生する。
2. 肥満細胞がヒスタミンを放出して炎症を引き起こす。
3. マクロファージは抗原情報を提示する。
4. キラーT細胞がウイルスに感染した細胞を破壊する。
5. 好中球が体内に侵入した微生物を貪食する。
正答:1
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/免疫のしくみ
類似問題を見る
国-23-PM-8
アレルギー反応について正しい組合せはどれか。
a. 血液型不適合輸血 ----------------- アトピー性反応
b. 花粉症 --------------------------- 細胞傷害型反応
c. 全身性エリテマトーデス ------------- 免疫複合体型反応
d. 臓器移植の拒絶反応 --------------- 遅延型反応
e. 重症筋無力症 --------------------- 即時型反応
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正答:4
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/免疫に関する疾患
類似問題を見る
国-22-PM-15
MRSA感染症の起因菌はどれか。
1. セラチア菌
2. 黄色ブドウ球菌
3. 非結核性抗酸菌
4. ジフテリア菌
5. レジオネラ菌
正答:2
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/免疫に関する疾患
類似問題を見る
国-21-AM-49
細胞治療に用いられないのはどれか。
1. 自己骨髄液
2. 他家骨髄液
3. 自己末梢血
4. 臍帯血
5. 脾臓穿刺液
正答:5
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/免疫のしくみ
類似問題を見る
国-21-AM-31
嫌気性菌はどれか。
a. 破傷風菌
b. ボツリヌス菌
c. 連鎖球菌
d. 肺炎球菌
e. 緑膿菌
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正答:1
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/免疫に関する疾患
類似問題を見る
国-21-AM-18
ウィルスに感染した細胞を破壊するのはどれか。
1. 好中球
2. 好酸球
3. B細胞
4. 肥満細胞
5. ナチュラルキラー(NK)細胞
正答:5
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/免疫のしくみ
類似問題を見る
国-20-AM-18
液性免疫の説明はどれか。(臨床免疫学)
1. 活性化したB細胞が形質細胞に分化して抗体を産生する。
2. 肥満細胞がヒスタミンを放出し炎症を引き起こす。
3. 血流中に放出されたホルモンが組織の抵抗力を上昇させる。
4. 細胞傷害性(キラー)T細胞が感染した細胞を破壊する。
5. 好中球が体内に侵入した微生物を貪食する。
正答:1
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/免疫のしくみ
類似問題を見る
国-17-AM-38
血漿交換の適応となる疾患はどれか。
a. クモ膜下出血
b. パーキンソン病
c. ギラン・バレー症候群
d. 重症筋無力症
e. 髄膜腫
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正答:4
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/免疫に関する疾患
類似問題を見る
国-16-AM-15
I型アレルギーはどれか。
a. 気管支喘息発作
b. 血清病
c. ツベルクリン反応
d. 慢性甲状腺炎(橋本病)
e. ペニシリンショック
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正答:2
分類:臨床医学総論/臨床免疫学/免疫に関する疾患
類似問題を見る
国試を受験した先輩たちが、「過去問でみたことのない問題がたくさん出た!」って言ってて不安だな~!
いったい国試対策って何をすればいいんだろう…。過去問題は何年分やれば安心なのかな…。
ぼくはマメくん。君の疑問にお答えするため、国試を分析してきたよ。
過去10回分の国試問題が、どんなテーマ(褥瘡とか、糖尿病とか)で出題されているか、すべて調べたんだ。
そのとおり。その結果から、一番よく効く国試対策を導き出したんだ。ところで、最近の国試において、過去に問われていないようなテーマの問題、いわゆる「みたことない」と言われるような問題がどれくらい出題されているかわかる?
ブー!かなり難しいと評判だった最新の第107回国試では、過去10回の国試を確認しても問われていないテーマの問題は12%、問題数にして240問中29問だったよ。ちなみに難しいと評判だった第106回では約7%、第105回では約12%だったよ。
そうだね、逆に約90%の問題は、過去10 回分の国試ですでに出題されているテーマの問題ということになるね。ところで国試合格の基準は知ってる?
必修は得点80%以上が絶対条件で、一般問題/状況設定問題はだいたい得点60 ~ 70%くらいが最低限必要なんだ。
つまり、過去10 回の国試ですでに問われているテーマをしっかり勉強しておけば,心配いらないんだ。
ということは、過去問題を10回分くらい解いておけば大丈夫ってことね!?
たしかに、過去問題を勉強するのは最も大事で有効な国試対策だよ。だけどやみくもに解けばいいってもんじゃあない。
第99回午後51番 58歳の男性.下腹部痛と下血とで来院した.Hb4.8g/dLで緊急入院し輸血を行うこととなった.輸血時の看護で正しいのはどれか. 1.小児用点滴セットを用いる. 2.交差試験の結果は医師や看護師が複数で確認する. 3.アレルギー反応を観察するために開始後3分間は側にいる. 4.輸血後3日以内は輸血後移植片対宿主病発症に注意する. |
解説
血液製剤を使用する際には,血液型や交差適合試験の結果,患者氏名などを複数名で確認する(ダブルチェック). |
では続いて、下の問題を解いてみよう。第107回国試で問われた、さっきと同じ輸血療法についての問題だよ。
第107回午前39番 輸血後,数日から数週間経過してから出現する副作用(有事事象)はどれか. 1.溶血性反応 2.抹消血管収縮反応 3.アナフィラキシーショック 4.輸血後移植片対宿主病 |
さっきと同じ輸血についての問題だけど、
こっちはちょっとわからない…!
そこなんだ。同じテーマの問題でも、過去問を解いただけですべて解けるわけじゃないのさ。
大丈夫、これを見て。さっき解いた問題(第99回午後51 番)の解説なんだけど…
間違い選択肢の解説まで読んでみて。
解説
消化管出血に対しては急速に輸血する必要があるため,細い経の小児用点滴セットは不適切である.急速輸血では注射針は18〜20Gを使用する. |
血液製剤を使用する際には,血液型や交差適合試験の結果,患者氏名などを複数名で確認する(ダブルチェック). |
輸血開始直後5分間は,ベッドサイドにてアレルギー反応の有無などの患者の状態を観察する必要がある. |
輸血後移植片対宿主(輸血後GVHD)は,輸血の1~2週間後に発症する. |
あ!もし選択肢4 の解説を読んでいたらその後の問題(第107 回午前39 番)も解けるね!
でしょ。つまりただ解くだけじゃなく、間違い選択肢も含めて勉強することが大事なんだ。
正解したからオッケー!じゃなくて、間違い選択肢まで解説を読むと効果的ってことだね。
第102回午後62番 加齢による身体整理機能の変化とそれによって影響を受ける薬物動態の組み合わせで正しいのはどれか. 1.体内水分の減少ー代謝 2.体内脂肪量の増加ー排泄 3.血清アルブミンの減少ー分布 4.糸球体濾過値の低下ー吸収 |
解説
体内水分量の変化は,薬物動態のうちの体内分布に影響を及ぼす. |
体内脂肪量が増加すると脂溶性薬物の備蓄が起こるため,薬物動態のうち,体内分布に影響を及ぼす. |
薬物には,蛋白質に結合して運搬されるものがある.アルブミンなどの血中蛋白質の減少は,これらの薬物分布に影響を及ぼす. |
GFRは排泄に影響する.GFRの低下は腎機能低下を意味し,薬物を排泄しにくくなる. |
第107回午後50番 高齢者の薬物動態の特徴で正しいのはどれか. 1.薬物吸収の亢進 2.薬物の代謝の亢進 3.薬物の排泄の増加 4.毛中濃度の半減期の延長 |
あれ⁉第102回午後62番の選択肢解説を全部読んでいても第107回午後50番が解けないよ⁉
フムフム、この問題はテーマは一緒だけど、間違い選択肢を読んでいたとしてもまだカバーできない知識が問われているね。
これを見て。第102回午後62番のページに載っている基本事項だよ
さっきの問題を解いたときに、基本事項まで読むことで、幅広い知識をカバーできるんだ。
うーん…とにかく解く!のが過去問演習だと思ってたけど、違ったんだね。
そうだね、何回も解くことはもちろん重要なんだけど、選択肢の解説や基本事項を読むことで、過去に問われたテーマの問題をしっかり得点できるようになるよ!
ところでさっきから見せてる解説とか基本事項とかはなんなのさ?
『クエスチョン・バンク看護師国家試験問題解説2019』
10年分以上の国試過去問題から精選した1738問を収載。一つの問題に対して解説や基本事項がたっぷり載っているから,様々な問題に対応できる力を身につけることができます.
ということは、いろんな問題に対応しやすいってことだね。
そうなんだ。みんなが持ってる『レビューブック』とも連携している
から使いやすいよ。ほかにも、どの分野が問われやすいか一目でわかるようになっているんだよ。
へー!レビューブックといっしょに使いやすいのは特に助かるかも。それにしても、やっと国試勉強の進め方がイメージできたよ!
よかった! では、最後におさらいしてさよならだ。またどこかで!
マメくんのおさらい!
・過去に問われた問題をしっかり勉強すれば十分合格点に達する。
・問題を解くだけではなく、選択肢解説や基本事項を読んで確実に知識を付けていくことが大事!
・クエスチョン・バンクなら詳しい解説やまとめが充実!国試合格力を確実に身につけよう!