Teams すべて の アプリ に サイン イン した まま に する

Microsoft Office のアプリケーション設定が別のPC間で同期しないようにする手順を紹介します。

概要

Office 365 / Microsoft 365 でMicrosoft Office アプリケーション(Excel, Word, PowerPoint, Outlook など)を利用すると、同じアカウントでサインインした場合、別のデバイス(PC)間で設定が同期されてしまうことがあります。 特にOfficerテーマ / カラー設定が同期されてしまうと、あるPCではダーク(黒)モードの設定で利用しており、別のPCではカラフルモードの設定で利用している場合など、設定が同期されてしまい、最後に設定した内容がすべてのデバイスに反映されてしまいます。
この記事では、Officeアプリケーションの設定が別のPCで同期しないようにする手順を紹介します。

設定方法 (新)

サインインアカウントを変更する方法で、設定を同期をしない手順を紹介しましたが、 SharePoint などのクラウドストレージを利用する場合は不都合が発生するため、別の方法を紹介します。

Officeアプリケーションを起動し、アカウント画面を表示します。
アカウント画面の左側の[アカウントのプライバシー]セクションの[設定の管理]ボタンをクリックします。

Teams すべて の アプリ に サイン イン した まま に する

下記の[プライバシー設定]ダイアログが表示されます。
[オプションの接続エクスペリエンス]セクションの [オプションの接続エクスペリエンスをオンにする] のチェックボックスにチェックがついています。

[オプションの接続エクスペリエンスをオンにする] のチェックボックスをクリックしてチェックを外します。チェックボックスの変更後、 ダイアログ右下の[OK]ボタンをクリックします。

[再起動が必要です]ダイアログが表示されます。[OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じ、Officeアプリケーションを再起動します。

再起動後、アカウント画面で、[Officeの背景]や[Officeテーマ]の設定を変更します。

別のマシンで同じユーザーでサインインしているOfficeアプリケーションを起動します。先ほど設定した内容が反映されないことが確認できます。

別の方法

OfficeのテーマがUIと追従する設定にするだけでよければ、[オプションの接続エクスペリエンスをオンにする] の設定を変更せずに [Officeテーマ]の設定を "システム設定を使用する" に設定する方法もあります。

設定方法 (旧)

Officeアプリケーションで設定がマシン間で同期されないようにするには、Officeアプリケーションのライセンスはサインインされた状態で、 Officeアプリケーションのユーザーのサインインを別のユーザーにするとそれぞれの端末で違う設定になります。

動作の確認 (サインアウトするとどうなるか)

Officeアプリケーションの[アカウント]画面を確認します。左側の[ユーザー情報]にサインイン済みのアカウント、右側の[サブスクリプション製品]欄に所有者のメールアドレスが表示されています。2つは同じメールアドレスになっています。

左側の[ユーザー情報]の[サインアウト]リンクをクリックします。サインアウト状態になります。

一度、Officeアプリケーションを終了し、再度アプリケーションを起動します。起動すると下図のサインインダイアログが表示されます。
Officeのユーザーのサインアウトを実行するとライセンス認証まで解除されてしまうことがわかります。
[サインイン]ボタンをクリックして再度サインインします。

[Office ライセンス認証]画面が表示されます。Office アプリケーションのライセンスのあるアカウントのIDを入力します。

[パスワードの入力]画面が表示されますので、パスワードを入力します。

[すべてのアプリにサインインしたままにする]ダイアログが表示されます。

ダイアログ下部の[いいえ、このアプリのみにサインインします]のリンクをクリックします。

再度、サインインされた状態になりました。サインインしているユーザーとサブスクリプション製品の所有者は同じID(メールアドレス)になっています。

動作の確認 (同じ組織の別アカウントでログインするとどうなるか)

左側の[ユーザー情報]の欄の[アカウントの切り替え]リンクをクリック、または、タイトルバーのIDが表示されている部分をクリックします。 現在サインインしているユーザー情報がポップアップで表示されます。ポップアップウィンドウの下部の[別のアカウントでサインイン]の項目をクリックします。

[サインイン]ダイアログが表示されます。

メール (ID) の入力欄に同じ組織の別のユーザー名を入力します。入力後[次へ]ボタンをクリックします。

しかし、[申し訳ございません。このコンピューターに、組織内の別のアカウントが既にサインインしています。]のメッセージが表示され、 サインインできません。

設定手順

先に紹介した通り、組織内の別のアカウントでサインインするとエラーが発生しサインインできません。 しかし、Outlookでサインインすると組織内の別のアカウントでもサインインできます。Outlookのアプリケーションを起動し、[ファイル]タブをクリックして[アカウント情報]画面を表示します。

左側のメニューの[Office アカウント]の項目をクリックします。[アカウント]画面が表示されます。

左側の[ユーザー情報]のエリアの[アカウントの切り替え]リンクをクリックします。下図の[アカウント]ダイアログが表示されます。ExcelやWordのアカウント追加とは少し違った画面が表示されます。ダイアログの下部の[+アカウントの追加]をクリックします。

[サインイン]ダイアログが表示されます。同じ組織の別のアカウントのユーザーのメールアドレスを入力します。

[パスワードの入力]画面が表示されます。パスワードを入力して[サインイン]ボタンをクリックします。

[すべてのアプリにサインインしたままにする]ダイアログが表示されます。

ダイアログ下部の[いいえ、このアプリのみにサインインします]リンクをクリックします。

組織内の別のユーザーでサインインできました。サインインしたユーザーが違うため、カラー設定も新たにサインインしたユーザーの設定に変わります。また、右側の[サブスクリプション製品]の所有者はサインインする前の元のユーザーのままになっています。

サインインの設定はExcelやWordにも反映されるため、Excelでも所有者と違うユーザーでサインインできます。

設定方法 (以前のOfficeアプリケーションの場合)

補足

新しいOfficeアプリケーションではこの手順で動作しない場合があります。

Officeアプリケーションで設定がマシン間で同期されないようにするには、Officeアプリケーションのライセンスはサインインされた状態で、 Officeアプリケーションのユーザーのサインインはサインアウトされた状態にすると同期されない動作になります。

手順 (以前の手順)

Officeアプリケーションを開き、アカウント画面を表示します。下図の画面が表示されます。左側の[ユーザー情報]のセクションに現在サインインしているユーザーアカウントの情報が表示されています。 アカウント名の下にある[サインアウト]のリンクをクリックしてサインアウトします。

[Office からサインアウト]のダイアログが表示されます。ダイアログ右下の[サインアウト]ボタンをクリックしてサインアウトします。

または、別の方法として、メインウィンドウの右上のサインしているユーザーのアイコンをクリックする方法もあります。

サインインしているユーザーアイコンをクリックすると下図のポップアップウィンドウが表示されます。ポップアップウィンドウ右上の[サインアウト]をクリックしてもサインアウトできます。

サインアウトした状態で[アカウント]画面を確認します。アカウント画面が下図の表示の場合、Officeアプリケーションのライセンスもサインアウトされています。

サインアウトした状態で、下図の画面表示になっていると、ライセンスはサインアウトされていない状態になっています。右側の[製品情報]のエリアに "サブスクリプション製品" の表示と利用できるアプリケーションのアイコンが表示されています。この状態であればライセンスのサインインは解除されていません。

ライセンスのみをサインインする手順

ライセンスもサインアウトされてしまった場合に、ライセンスのみをサインインする手順を紹介します。
Officeアプリケーションを起動します。ライセンスもサインインされていない場合、下図の[サインインして Office をライセンス認証する]のダイアログが表示されます。 ダイアログ下部の[サインイン]ボタンをクリックします。

[サインイン]ダイアログが表示されますのでMicrosoft Office アプリケーションのあるMicrosoftアカウントでサインインします。

サインインができると下図の[すべてのアプリにサインインしたままにする]ダイアログが表示されます。[組織がデバイスを管理できるようにする]のチェックボックスのチェックを外し、ダイアログ右下の[OK]ボタンをクリックします。

サインインの処理が完了すると、下図の[準備が完了しました!]ダイアログが表示されます。[完了]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

[アカウント]画面を表示します。画面の右側のエリアに[サブスクリプション製品]の表示がされます。この状態で左側のアカウント名の下部の[サインアウト]リンクをクリックします。

Microsoftアカウントがサインアウトされますが、右側の[製品情報]エリアのライセンス情報はサインアウトされていない状態になります。

Officeアプリケーションのライセンスはサインインされた状態で、Officeアプリケーションのユーザーのサインインはサインアウトされた状態にすることができました。

最終更新日: 2022-10-16

作成日: 2020-06-25

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