「無料・無制限」に写真のバックアップができている「Googleフォト」が、2020年6月から、「無料・無制限」ではなくなる、と発表されました。 Show Googleフォトの容量無制限無料バックアップ、2021年5月末で終了 Googleが2015年から提供してきた「Googleフォト」での容量無制限、無料のバックアップサービスのポリシーが2021年6月1日に変更され、バックアップも15GBの容量にカウントされるようになる。それまでにバックアップしたコンテンツはカウントの対象外だ。 これまで、いっぱいになりがちなスマホの写真を管理する「切り札」として重宝してきた。「Googleフォト」。 有料化されることで、どんな影響があるのでしょう? そんな疑問にお答えしようという記事です。 当店としてどの方法がおすすめ!? と言われたら、「Googleフォトのまま継続して、お金を払う」というのがおすすめなんですが、 状況により違う答えの方が適格な場合もありますので、内容を読んでご自身に適した方法を選択されてください。 Googleフォトって何? 何が便利なの? という方向けには、当店の次の記事をまずご覧ください。 Googleフォト「有料化」の影響は実際どうなのかGoogleフォトの有料化。現在Googleフォトを開くと、Googleによる公式のお知らせページがリンクしています。 Google Photos Home for all your photos and videos, automatically organized and easy to share. (親切なことに、このページを開いたときGoogleアカウントにログインしていれば、「自分だったら15GBを何か月ぐらいで使い切るかが自動で表示されます。) このページによれば、「有料化」で起こることは、次のとおりです。
2021年5月末までは、このままバックアップして問題なしひとつわかることは、2021年5月末までは、現在のまま無料バックアップし続けて問題ない、ということです。 その期間にバックアップした写真は、有料化後も、ぶじ無料で保持されます。たくさんバックアップしたからといって高額な請求がくる、ということはありません。 2021年6月以降、写真はどうやって保存するべき?問題は、2021年6月以降、Googleフォトが有料化した後、写真はどうやって保存すべきなのか、ということです。 Googleアカウントには、データの一括ダウンロード機能があります。 ダウンロード方法は、この記事の末尾に詳しく解説しています。 問題は、このダウンロードした写真をどうやって保存するかです。 手元でハードディスクやUSBメモリに保存する(おすすめしません)まず思いつくのは、手元のハードディスクやUSBメモリに保存する方法です。 しかし! この方法は当店はちっともおすすめしません。おすすめしない理由は次の通り。 故障すれば全部データが飛ぶハードディスクやUSBメモリの故障の悲惨さは、経験した人にしか分かりません。 きのうまで、ふんふんふん♪といいながらデータを自由に出し入れしていたのに、翌朝全部のデータがなくなってしまうのです。 「ドライブF はフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?」 だいたいハードディスクの寿命は3年~と言われています。私個人の経験としてもそれくらいです。 USBメモリはもう少しもちますが、壊れる時は一瞬です。 3年おきに新品に交換なんて一般人には無理ハードディスクに寿命があるなら3年ごとに交換すればいい、といえばそうなんですが、 Googleのデータセンターでは、この作業をシステム化し、日夜寿命がくる前にハードディスクを交換して、メンテナンスしてくれています。 また、自動でバックアップもとられていますので、1か所データセンターが壊れたくらいでは写真は消えません。 こんな作業の恩恵を今まで無料で受けられていたのは、Googleが写真データの価値に注目し、AIを鍛えるために匿名ながらも利用してきたからだと思います。 自分で3年ごとに忘れないでハードディスクを買ってコピーする費用。それを考えたら、月々250円といった金額を支払ってメンテナンスを任せた方が、よっぼど確実に写真を残せると思います。 Googleフォトのまま自動バックアップをオフにする(イチオシの方法)というわけで、Googleフォトのまま継続して利用し、お金を払うのがイチオシの方法です。 これなら、ダウンロードもする必要がなく、設定も変える必要がありません。 Googleフォトは、Googleドライブの一部として課金されます。 クラウドストレージとスマホ自動バックアップ - Google One ご家族と共有できる 1 つのメンバーシップで、Google ドライブ、Gmail などの追加の保存容量、スマホのバックアップ、スペシャリストによるサポートをご利用いただけます。
例えば私の場合、「15GBを7か月で使い切る」と言われましたので、100GBを使い切るには4年ほどかかります。200GBを使い切るには8年かかります。 すると、だいたい10年以内には月額1300円のプランにたどりついてしまうかもしれません。 自動バックアップをオフにすれば相当使えるそこでおすすめは、「自動バックアップをオフにする」設定。 Googleフォトアプリ→「フォトの設定」→「バックアップと同期」の中にあるこのスイッチをオフにします。 自動バックアップだと、失敗した写真まで全部保存され、容量を消費してしまいます。 今まで自動だったので、ちょっと面倒ですが、残したい写真だけを手動でバックアップするわけです。 写真を長押しして、そのまま指をずらすと、たくさんの写真にいっぺんにチェックがつけられます。その状態で、右上のメニューから「今すぐバックアップ」を選べば、すべてバックアップされます。 Googleから、不要な写真を削除するツールが出るそうですまた、今回の有料化のお知らせの中にありますが、ピンボケ写真などを自動でピックアップして削除できるツールが、有料化するころに出るようです。 一枚一枚写真を選別して、いらない写真を削除するのは大変です。やっている方もいますが、相当な労力です。ですので、こうしたツールを利用して写真を減らせば、容量を節約できます。 新しいGoogleアカウントを作ればいいような気もするけど、ね……容量は、Googleアカウントごとにカウントされますので、まあつまり、新しいGoogleアカウントを作れば、またゼロからバックアップできる…ような気もしますけど……ね…… まあしかし、全体的に考えて、それができたとしても一時的なものでしょう。同じスマホに設定したらバレるとか、いろいろそういう仕組みもできそうな気がします。 一時しのぎとして見逃してもらっても、きっとGoogleはそういうの、最終的に見逃さないでしょう… 200GBを超えるようならちょっと考えよう長年にわたってGoogleフォトを使い続ければ、200GBを超えてしまうこともあるかもしれません。 仕事もやめて、収入は年金だけの状態になったとき、月々1300円はけっこう重いです。 しかし、そうなったら、手元に写真を保存するハードディスクも維持できるか分かりません。 人生の終着駅が近くなってきたら、もう思い切って写真はあきらめたり、「共有」機能をつかって子供たちのアカウントに必要な写真だけ移し、自分のGoogleアカウントは容量を思い切って減らすことも必要かもしれません。これからの新しい「終活」の形でしょうか。 Googleフォト以外のクラウドストレージに移行するGoogleフォトからダウンロードした写真を、他のクラウドサービスに移行してバックアップする方法もあります。 Googleフォトの条件がかなり良いので、見劣りするんですが、場合によっては有効です。 Amazon PhotosAmazonプライムの会員ならば、これで写真は無制限バックアップできます。 ただし、Googleフォトと違って動画はどのみち有料です。 iCloudフォト(iPhoneの方むけですが、いまいち…)iPhoneの方は、多くの方が「iCloudフォト」をオンにされていると思います。 無料容量は5GB。なので、すぐいっぱいになって「有料版を買いなさい」と通知が出て、写真をすんなり撮らせてもらえなくなる、あれです。 有料プランは次の通り。
Googleよりちょっと早く400円に到達してしまう感じですが、問題は値段ではありません。 iCloudフォトにバックアップしたとしても、iPhoneの中の写真は若干圧縮されて全部残るのです。 iPhoneがいっぱいになり、写真を削除すると、iCloudの写真も削除されてしまいます。 これだと、スマホがいっぱいになるのを防ぐ効用があまりないのです。実際、iPhoneがいっぱいになった方は、iCloudフォトにバックアップしたとしても、買い替えるほかすべがありません。 なんかいまいちなのです。ですから、まだGoogleフォトのままのほうがまし、と当店は思っています。 Yahoo!かんたんバックアップYahoo! プレミアム会員なら無制限にバックアップできるのがこちらの「Yahoo!かんたんバックアップ」。 クラウド上でそのまま再生する機能がないのが残念ですが、これなら動画も無制限です。 Yahoo!プレミアム会費は月額462円。写真を無制限にバックアップできると考えたら安いです。 しかも、Softbank、Y!Mobileに契約している方は、Yahoo!アカウントと連携させれば会費無料です。 Yahoo! JAPANが独自に運営しているサービスです。なので、Yahoo!プレミアムに入らせたいためのサービス価格、という面がだいぶ感じられます。ふとっぱらがいつまで続くか心配ではありますが、現時点では非常にお得なバックアップ方法と言えます。 Googleフォトの一括ダウンロード方法このページで、一度「選択をすべて解除」し、Googleフォトだけにチェックを入れて「次のステップ」と進みます。 すると次の画面になります。 大容量のファイルが生成されますので、「ダウンロードリンクをメールで送信」ではなく、Googleドライブ、OneDriveなどご自分の使いやすいクラウドストレージに追加がおすすめ。とりあえずGoogleドライブにしておけばいいでしょう。一時的に無料容量15GBを超過しますので、すぐダウンロードして消せばOK。 「10GB」というところは、「10GBずつのファイルにまとめる」という意味。あまり小さいファイルサイズにすると、解凍の処理がめんどくさいですが、ハードディスクやSSDの要領が小さい場合は、2GBなどにしても構いません。 「エクスポートを作成」をクリックすると、指定した通りのデータが作成されます。そこにはGoogleフォトでバックアップ済みのすべての写真が含まれます。 グーグルフォト 容量 バックアップしないとどうなる?保存容量が不足すると、写真と動画のバックアップが停止します。 重要: 2021 年 6 月 1 日以降、保存容量の節約画質(旧称「高画質」)またはエクスプレス画質で新しくバックアップした写真と動画は、Google アカウントの保存容量を使用するようになります。
Google One バックアップしないとどうなる?デバイスで Google One バックアップをオフにすると、バックアップが削除されます。 ただし、これまでにバックアップした写真と動画は Google フォトに保存されたままになります。 デバイスを 57 日間使用しなかった場合も、バックアップしたデータ(写真と動画を除く)が削除されます。
フォトバックアップの止め方は?バックアップと同期のオン、オフを切り替える. Android スマートフォンまたはタブレットで Google フォト アプリ ... . Google アカウントにログインします。. 右上にあるアカウントのプロフィール写真またはイニシャルをタップします。. [フォトの設定] ... . [バックアップと同期] をタップしてオンまたはオフにします。. Google フォトがいっぱいになったらどうする?「アップロードサイズ」の中に「容量を解放」というボタンがあるので、それをクリックすればそれまでアップロードした大きなサイズの写真を1600万画素の「高画質」へとサイズ変更してくれるのです。
|